ネットを活用した最強の勉強法 現代文の勉強法 講師 高橋 廣敏

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07

入試の出題傾向別の対策

07-Aマークシート式の対策

センター試験でも、私大入試でも、マークシートが主流です。問題の解き方は、くわしく参考書の中で説明していますが、最強の受験生になるために大切なことを、ひとつだけ述べておきます。それは、消去法には、限界があるということです。

消去法が好きな受験生は、多いと思います。でも、2つまでしぼったけれども、そこから決められなくなったという経験はありませんか。

実は、多くの問題が、2つまではしぼれるけれども、そこから受験生を悩ませるようにできています。言い換えれば、残りの2つは、消せないようにできているのです。

それなのに、消去法しか方法のない受験生は、消すことにこだわってしまいます。その結果、なんとなく感覚で答えを選んでしまうのです。この場合、正解率は50%を超えることはありません。

消せなくなった場合、2つの選択肢を比べて、ベターとベストの判断をすべきです。そして、ベストの選択肢を積極的に選びましょう。僕は、この方法を積極法と呼んでいます。

消去法も否定はしません。最初に、ある程度答えを絞り込むのに有効です。ただし、なんとなく感覚的に消去するのは、やめましょう。そうではなく、しっかりとした根拠を意識して、消去すべきです。この方法は、参考書の第3回に入っています。

  • 〈消去法〉=Tactics8
  • 選択肢を消去する理由
    • (1)傍線部との内容になっている。
    • (2)本文に書かれていない
    • (3)選択肢自体に矛盾がある。
    • (4)傍線部の内容とずれている。
    • (5)選択肢の内容が一般論である。
    • (6)傍線部の内容に対して部分的である。
    • (7)因果関係が成立しない
    • (8)因果関係が逆転している
    • (9)例外を認めない極端な表現が含まれている。
    • (10)物理的に不可能なことが書かれている。
  • 1つに絞れた場合
  • 正解選択肢と傍線との対応をチェック!

消去法で消せなくなった場合、意識を積極法に切り替えましょう。積極法も参考書 の第3回に入っています。

  • 〈積極法〉=Tactics9
  • 選択肢を積極的に選ぶ方法
    ベター△とベスト○の違い)
    • (1)傍線部の内容に対して部分的な選択肢→△
    • (2)傍線部にない内容が加わっている選択肢→△
    • (3)具体例によって説明されている選択肢→△
    • (4)比喩表現によって説明されている選択肢→△
    • (5)傍線部と過不足なく対応する選択肢→〇
  • とくに対等関係が傍線内部に存在する場合
  • 対等の要素をすべて説明している選択肢→◎

正しい消去法を身につけ、さらに、消去法と積極法を組み合わせて解答できる受験生が、 マークシート方式において最強になります。

GOOD
  • 消去法+積極法
  • 正解率が
    上がる
  • 伸び続ける
BAD
  • 消去法のみ
  • 正解率が
    上がらない
  • 伸び悩む

07-B記述式の対策

記述問題に苦手意識を持っている受験生は多いと思います。実際に答えを書かなければならないからです。でも、国公立の2次試験では、記述問題が主流ですし、私大でも一部記述問題がでることがあります。

記述問題には、受験生にとってのメリットもあります。それは、ひっかけ問題などないということと、中間点が存在するということです。言い換えれば、一所懸命に解答を作成した受験生の努力が、そのまま評価されるのです。

記述に関しては、読解力に加えて、日本語の表現力も必要になります。したがって、記述対策をしたい人は、現代文読解ハイレベルで、読解の基礎を身につけ、それと同時に、志望校の過去問などを解くべきです。N予備校においても、記述の問題も取り入れていきますので、授業で基礎的な事柄を学び、その方法を、過去問を解くときに利用してください。

実は、記述に積極的に挑戦し、記述力のついた人は、マークシートの正解率も上がります。

頭の中に正解を思い浮かべることができるため、積極的に選択肢を選ぶことができるからです。反対に、記述問題に取り組もうとしない受験生は、マークの正解率もなかなか上がらないものです。記述問題にも積極的に取り組むことが、最強の受験生になるためには、不可欠です。

GOOD
  • 記述問題に
    積極的に
    取り組む
  • 積極法を使える
  • マークシートの
    正解率も上がる
BAD
  • 記述問題に
    消極的である
  • 消去法に頼る
  • マークシートの
    正解率が
    上がりにくい

07-C小論文の対策

小論文入試の機会は、これから、さらに増えていくと予想されます。N予備校では、小論文の授業も行っていきますので、是非、授業に参加してください。参考書にも、小論文の基礎的な書き方がのっているので、それを読んだ上で、授業の課題について、自分なりの小論文を書いてみましょう。

実は、小論文に取り組むと、現代文の読解が深くなります。なぜなら、小論文では、課題文を読んで、そこにある問題を発見し、その問題の解決策を考えるというパターンが多いのですが、問題を発見するために必要なのは、問題意識だからです。

小論文に取り組んで、問題意識が高まると、その人は、現代文の文章を読むときも、問題意識を持って、そこにどのような問題があるか、それを考えながら読み、さらに、その問題に関する筆者の主張を見つけようとします。このような読み方を、普通の受験生がすることは、まずありません。それは、ただ問題を解くだけでなく、文章に書かれていることの本質に迫ろうとする読み方です。

また、問題意識が高まると、その人は、社会に目を向けるようになります。世の中には、政治、経済、国際関係、情報化、少子化、教育、環境など、様々な問題があります。それらの問題に目を向け、その解決策を考えることは、自分の思考力を高めることにつながります。

したがって、小論文入試を受験する人だけでなく、受験に小論文がなくても、ときには小論文に挑戦してください。ただ覚えたことを答案用紙に再現するだけではなく、問題意識を持って、自ら問題を発見し、その問題の解決を目指す知性が、これからの時代には、求められています。

  • 小論文に挑戦する
  • 問題意識を持つ
  • 思考力が高まる
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