ネットを活用した最強の勉強法 日本史の勉強法 講師 松本 恵介

ネットを活用した最強の勉強法 日本史の勉強法 講師 松本 恵介

私は魔法使いではありません。私の授業を受講した「だけ」では魔法のように成績は上がりません。私の授業は「きっかけ」です。走り出すのはあなた自身です。その「きっかけ」があなたにとって、最善・最良・最高のものとなるべく、全身全霊で授業を行います!

目次

  1. 00はじめに
  2. 01インプットをどうするか
  3. 02教科書を読む
  4. 03演習
  5. 04問題集の使い方
  6. 05学習のペース
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はじめに

日本史の勉強にはコツがあります。コツを知っているのと知らないのとでは、同じ勉強をしていても、成績アップに大きな差が出ます。

たまに「日本史は暗記科目ではない!」という人がいますが、それは真っ赤な嘘です。日本史は「暗記科目」です。暗記していないと答えられませんからね。日本史が苦手な人がよく口にするのが、「覚えるのが苦手(嫌い)」というものです。すると、

覚えるのが苦手(嫌い)→日本史の勉強から遠ざかる→成績が上がらない
というパターンになりがちです。こうなってしまってはどうしようもありません。ではこうならないために、どうすればいいのでしょうか。

00-A暗記の方法

日本史は「暗記科目」ですが、暗記「だけ」ではありません。暗記する前に、2つの過程を踏む必要があります。

【1】→【2】→【暗記】

【1】【2】に何が入るか考えてください。どちらも漢字2文字です。【食事】【睡眠】ではないですよ(笑)。まず【1】には【思考】が入ります。考える。なぜそうなったのかを考えるんです。例えば、

『縄文時代の人々は、竪穴住居を営んだ』

という文があったとします。これをそのまんま『ジョウモンジダイノヒトビトハ、タテアナジュウキョヲイトナンダ』と丸暗記してはいけません。どうして竪穴住居を営んだのだろう?そもそも竪穴住居を営むのはなぜなんだろう?ツッコもうと思えばいろいろツッコめると思います。では突然ですが、今から空き地へ行って、たった1人で竪穴住居をつくりに行くことを想像して下さい。地面から2メートルほど掘る必要があります。それだけでも大変ですよね。どのくらい時間がかかるのでしょうか。完成するまで、1日や2日ではとてもできませんね。莫大な時間と労力を注がなければ無理です。じゃあ、苦労に苦労を重ねてやっと完成したとしましょう。それだけ頑張って完成したドリームハウス。どのくらいの期間住みますか?まさか完成直後に引っ越し、とかはしないでしょう。やはりある程度長期間住むのではないでしょうか。つまり竪穴住居を作るということは、『定住』が前提となっているんです。移動生活をしている状況では竪穴住居は不必要。では定住するためには何が必要でしょう。それはずばり「食」です。食料が手に入らない場所では定住できませんよね。ですから絶えず移動生活をしていた旧石器時代の人々には、竪穴住居はなじまなず、気候の温暖化に伴って食料の獲得法が多様化した縄文時代に竪穴住居が営まれるようになるわけです。

こうして考えていくと、「縄文時代の人々が、竪穴住居を営んだ」という一文から、様々なことがわかりますよね。この「わかる」というのがとても大切なんです。つまり【理解】する。【2】には【理解】が入ります。【思考】して【理解】し、そして最後に【暗記】する。

【思考】→【理解】→【暗記】

これが基本です。この過程を忘れずに勉強して下さい。暗記が苦手(嫌い)な人の多くは、【思考】【理解】をすっ飛ばして、ひたすら【暗記】だけ。そりゃあ頭に入りませんよ。ひたすら【暗記】って苦痛すぎます(>_<)【思考】して【理解】できれば、暗記もしやすくなるし、覚える量も減ります。忘れても思い出しやすくなります。ではここまでのことを念頭に置いて、これから具体的に『日本史最強の勉強法』をお話ししていきましょう。

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