ネットを活用した最強の勉強法 日本史の勉強法 講師 松本 恵介

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04

問題集の使い方

どのような問題集を使うかはとても重要な問題です。センター試験しか受験しない人が、論述問題集をやってたらおかしいですからね。ですから、問題集選びは「志望校に応じて」必然的に変わってきます。ここではいくつかのタイプに分けてオススメの問題集を紹介していきます。

04-Aセンター試験

センター試験対策としては、センター試験の過去問に勝る問題集はありません。ですから、「センター試験の過去問が時代順に編集されている問題集」なら何を使ってもイイと思います。本屋さんにいけばたくさん並んでいるので、手にとってパラパラ眺めてみて、取っつきやすいなと感じたものを手に入れましょう。ポピュラーなところでいくと、『センター試験への道 日本史(山川出版社)』などがあります。またNヨビのスタンダード問題集もセンター試験の過去問が編集されたもので、質・量ともに非常に充実しています。

ただし、これらの問題集を「やればいい」というわけではなく、「どう使うか」が重要です。例えば、正誤問題を解くときには、必ず誤文訂正をしながら解くようにしましょう。どこが間違えているかを「なんとなく」ではなく、「根拠を示して」解答して下さい。そして、答え合わせをするときに、単に「正解した」「間違えた」ではなく、「どうして間違えたのか」「どうして正解したのか」の根拠を確認して下さい。たとえ正解しても、根拠が示されていない、根拠が間違えているなら「たまたま」正解しただけです。それは「真の正解」とはいえません。もちろん本番は「たまたま正解」でもいいんですよ。でも練習は違います。正確に解答の根拠を示して「真の正解」ができるようにしなくてはダメです。結果オーライは本番だけ。この姿勢で問題に取り組んでいけば、必ず高得点がとれるようになります。

04-B私立大学

私立大学は各大学によって問題の難易度、出題のされ方など千差万別です。ですから志望校の過去問を早い段階でみておくことが重要です。志望校が決まっているならば、今すぐ本屋さんに行って過去問をみて下さい(志望校の赤本を購入すればやる気も出ます!)。志望校の傾向を知った上で学習に取り組むことは、勉強の効率を上げることにもつながります。私立大学の場合、教科書にも記載されていない重箱の隅をつつくような細かい問題も出題されます。しかしはっきり言えば、そのような問題を正解しなくても、全く合否に影響しません。標準的な問題を確実に解くこと。これがどのレベルの大学であろうが、最も合格に近づく秘訣です。

そこでオススメの問題集ですが、『日本史総合テスト(山川出版社)』は山川出版社の教科書に準拠していて、標準的な問題が集まっているのでイイと思います。その他、『日本史B標準問題精講(旺文社)』や『実力をつける日本史100題(Z会)』なども優れています。Nヨビのハイレベル問題集も私立大学対策用として作成されています。こちらは難問・奇問を排除して、実力のつく問題を厳選しています。さらに時代別・項目別に非常に細分化されているので、様々な問題に取り組むことができます。

例えば「第4回推古朝の政治」をクリックすると下の画面が出てきます。

さらに「02推古朝の政治①」をクリックします。
すると問題が出てきます。

標準問題集は1冊を徹底的にやりこんで下さい。ただ解いていくだけではダメです。やりこむというのは、『同じ問題が出題されたら、必ず正解する』という状態になることをいいます。問題ごとに、印をつけていくとイイです。例えば、「簡単に解ける問題は◎」「少し迷う問題には△」「間違える問題は×」などと印をつけておくと、やり直しの時に効率が上がります。「△だけ解く」とか「×だけ解く」などして弱点をなくしていくようにしましょう。Nヨビ問題集では、学習到達度が一目でわかるようになっているので、自分の弱点が把握しやすいです。

このような標準的な問題に加えて、赤本などを用いて自分の志望校の過去問演習を行いましょう。幸運にも志望校専用の問題集が発売されている場合は、利用した方がいいと思います。例えば早稲田大学志望者なら『早稲田の日本史(教学社)』などがあります。こういった特定大学の問題集には、細かい出題傾向の分析や対策が記されていたり、問題別に難易度が示されている場合が多いので、本番で出来なければいけない問題、出来なくてもいい問題がわかるので使いやすいです。

標準問題集・大学別問題集(赤本など)で実践力をつけつつ、知識の確認や定着を図るために一問一答集を使う手もあります。一問一答集は、あくまでも知識の確認・定着用です。一問一答集はあくまでも『一問一答』なので、実際の入試問題は、史料問題・地図問題・写真問題・年代整序問題・正誤判定問題など様々な出題方法があります。Nヨビのベーシック問題集も知識定着・確認用として使うことが出来ます。市販されている問題集では『日本史B一問一答完全版(ナガセ)』などが優れています。こちらも使うときは「簡単に解ける問題は◎」「少し迷う問題には△」「間違える問題は×」などと印をつけておくとイイでしょう。

04-C論述

論述を必要とする大学を受験する人も、まず志望校の問題をみて下さい。論述といっても、大学によって字数も違うし、出題形式も様々です。それを知った上で受験対策を始めないと効率が悪いです。幸運にも志望校の対策問題集が出版されている場合は、迷わずそれを選んで下さい。東大の論述対策なら、『東大の日本史25カ年(教学社)』『東大日本史問題演習(ナガセ)』などがあります。それ以外では『段階式日本史論述のトレーニング(Z会)』が使いやすいです。字数も50字くらいの問題から300字を超える問題が掲載されていて、論述初心者が段階的にトレーニングできます。

論述対策で一番いい学習方法は、日本史の先生に添削指導してもらうことです。学校の先生や塾・予備校の先生などに添削指導してもらえる環境にあるなら、利用しない手はありません。先ほどあげた問題集を利用する場合でも、自分で作成した解答を添削してもらうとイイでしょう。残念ながらそういう環境にない人は、普段は問題集の解答・解説を読んで独学し、模擬試験などを利用すればいいと思います。いずれにしても論述は、第三者に添削してもらう機会を作りましょう。

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