ネットを活用した最強の勉強法 古文・漢文の勉強法 講師 佐藤 敏弘

ネットを活用した最強の勉強法 古文・漢文の勉強法 講師 佐藤 敏弘

入試問題とは①基礎的な知識を駆使して、②本文を読み解き、③内容を把握し解答するという3つのポイントを総合して挑むものです。客観的な視点で訳すべき部分や状況を発見できれば、自ずと『正解への道標(signpost)』が浮かんでくるのです!!

目次

  1. 01大学受験とはどういうものか?
  2. 02合格を勝ち取るための古典勉強法
  3. 03学習プランアドバイス!
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大学受験とはどういうものか?

大学受験とはどういうものかを一般的に説明すると、
①基礎的な知識を駆使して
②本文を読み解き
③内容を把握し解答する

という3つのポイントとなります。

これだけを見ると、古典の勉強は「基礎的な知識を身につけて、本文をしっかり訳して読めるようにする」のが一番の近道だと思いがちですよね。。。多くの参考書でもこのような“あたりさわりのない”説明が見受けられます。。。

でも、実は、そんなことはないのです!!!

ポイント別に受験的な視点を加えて確認していきましょう!

  • 基礎的な知識を駆使して
    いらない知識は極力排除し、必要な知識だけを使う!
  • 本文を読み解き
    ⇨ 読むべき箇所を本文から判別し、読み解く部分だけは深める!
  • 内容を把握し解答する
    ⇨ 全体から主張とされている部分を見つける!

※ 入試には問題作成者がいるので、問題作成の意図・視点を見抜くのです。

どうですか...。少しは受験に対しての“本質[=なにをすればよいか]”が見えてきたのではないでしょうか!

この説明にプラスαして、共通テスト(古典)の場合には次のようなことが含まれています。

文系しか解けないハイレベル問題はなく、理系でも答えられる問題のみである。

つまり共通テスト(古典)においては、「理系が不利である」とか、「本文をしっかりと読めれば解答できる」といったことはないのです。もし「理系が不利」になる問題が出されたら、それは“全受験生に基礎力を問う試験[=共通テスト]”ではなくなってしまいますよね!

みなさんは、共通テスト(古典)をはじめ、入試問題というものは“ポイントをしっかりとつかんで、効果的な学習をしていけば、受験生は高得点が確実に得られる”ものなのだと理解してください!大学受験に向けて勉強する際に最も重要なことは“スタートする方向を見間違えない”ことなのです!!!

01-A基礎的な知識とは?

基礎的な知識とは“受験に対していらない知識は極力排除し、必要な知識だけを使う”ことだと説明しました。では、この“必要な知識だけ”とは何かを説明します!

必要な知識 = ①ポイントを探すための知識と②本文を読み解くための知識

一般的な参考書でには、全ての文法の表面だけを確認させ、なんとなく読めたような気にさせている説明が多く、どの語句が読解のポイントとなる必要な知識なのか学ぶことができません。もし受験生がこのような参考書を使って、自己判断のもと“いらない知識”を身につけ、本来“必要な知識”を覚えていなかったらどうなると思いますか?.........その結果は、誤訳であったり、誤答につながってしまうわけです。。。

ですから、まずは、この“必要な知識”を手に入れるためにN予備校参考書講義を利用してくださいN予備校参考書を読み講義を受けたら、そのあとからが本当の勝負です!参考書や講義中で触れた“必要な知識”を確実に手に入れられるような、《復習》をしてください!

  • 参考書や講義中で触れた“必要な知識”は、
    復習》で身につけよう!

こういった大学受験で活きる知識を身につけることは、自分一人ではなかなか難しいものです。それをN予備校の講義を利用して、効率的に知ってほしいのです!ズバリ、これがそのままN予備校大学受験・共通テストとなるのです!!!

次に“必要な知識”の具体的なものを紹介していこうと思います。

これらはN予備校参考書講義で扱っていきますので、ここではおおまかな確認だけにおさえておきます。

【必要な知識】

  • 《古文》頻出助動詞(む・べし・ぬ・なり...etc)
  • 頻出助詞(ば・係助詞...etc)/ 敬語法 / 慣用的表現 etc
  • 《漢文》構造認識(述語・対句...etc)
  • 頻出句法(反語・使役...etc)/ 漢詩形式 etc
  • 《古文》
  • 頻出助動詞(む・べし・ぬ・なり...etc)
  • 頻出助詞(ば・係助詞...etc)/ 敬語法 / 慣用的表現 etc
  • 《漢文》
  • 構造認識(述語・対句...etc)
  • 頻出句法(反語・使役...etc)/ 漢詩形式 etc

これらを目印として問題のポイントをしっかりとつかんでいけば、受験生は高得点が得られるということです。こういった目印により、ただ訳すのではなく、訳すべき部分を自分で確定させ、その部分を深く訳しあげるようにすれば解答ポイント(=主張)を判断することは容易になるのですよ。

  • 本文の内容は “解答ポイント”に準じて決める!

01-B本文の読解とは?

本文の訳すべき部分を自分で確定させ、その部分を深く訳しあげるようにすることが、大学受験入試の読解となります。もちろん、この方法は基礎レベルの問題だけではなく、訳す部分を意識して見つけることができるからこそ最終的に受験古典の本質理解にたどり着けるのです。

特に共通テスト(古典)は、そのような訳すべき部分に“必要な知識”に関する何らかの目印があるはずなので、我々は瞬時にそれを探し出せる力を養っていく必要があります!私大や二次記述系の古典の試験でもベースは全く変わりません!!!私大・二次記述系で必要となるのは、“必要な知識”を見つけたあと、次のステップとして本文中でどう活用してあるかを確認し、それに見合った状況をしっかりと把握する力です!これは文法力句法力のことを指しますが、これらを文章で説明しようとするととても細かくなってしまい、読んでいることがつらくなってしまいますので、実際の問題文を使ってN予備校の講義の中で実戦的に説明します

  • 読解はベースとして訳すべき部分を見つけ出し、状況をしっかりと把握する力で古典の本質を見抜く!

01-C解答するとは?

設問に挑む際は、『本文からポイントを探し問題作成の意図・視点・ポイントに従って解答する』こととなります!この時には、当然ながら“客観的な視点”が求められるので、受験生の勝手な思い込みや飛躍した考えを解答に含ませてはいけません!

古文常識・漢文常識など、当時のことをよく知ることも必要ではありますが、それよりも書かれた語句を正確に利用するということが重要となります!“客観的な視点”とはこの点なのです!!!これらのポイントを意識しつつ、さらに“解法”という受験的な解き方を手に入れてください。ここまで順序立ててやることで「合格解答」が完成されるのですよ!

ポイントを見つけたとしても解き方が分からなければ、解答要素を過不足なく判断するのは至難の業となってしまいます。もちろんその逆でも解答は完成しませんので、この“本文から探したポイント”と“問題作成意図・視点・ポイント(=解き方)”を両方備えて入試へ向かいましょう!

  • 本文からポイントを見つけ、解き方を駆使して、客観的解答する。
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