ネットを活用した最強の勉強法 英文法の勉強法 講師 三浦 淳一

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N予備校で英文法を学んだ後に

N予備校を利用して英文法を勉強する場合、基本的にはカリキュラム通りにこなしていただければ大丈夫です。それと並行して、できれば夏休みぐらいから(遅くとも10月あたりから)センター試験や志望校の過去問をこなし、多くの問題に取り組んで実戦力を身につけましょう。

N予備校では年間を通じて、体系的に、単元ごとに英文法を勉強します。ところが、実際の入試問題は、単元など無関係に、ランダムに問題を出してくるわけですから、そういうトレーニングも必要なのは明らかですね。そのための素材がセンター試験や志望校の過去問というわけです。わざわざランダム配列の市販の問題集などを購入する必要はありません。センター試験第2問の文法問題(語彙の問題も含まれています)を、過去20年分、赤本などで解いてみる。それだけでも相当な力がつきます。もちろん、答え合わせしておしまい、ではダメですよ。解説をしっかり読んで、自分で説明できるレベルまで完全に理解する必要があります。志望校の過去問も、大学によっては赤本に過去3年分程度しか掲載されていなかったりしますので、同じ大学の他の学部の過去問をやってみるのもオススメです(早稲田や慶應のように学部によってまったく傾向が異なる場合はあまり意味がありませんが)。

出題形式別の対策も必要に応じてやってみましょう。たとえば正誤問題がどうしても苦手、という人は、正誤問題だけの問題集を購入して解くのもよいし、正誤問題を多く出題する大学(例:早稲田大学人間科学部)の過去問を、その部分だけ何年分も解いてみるのも効果的です。

最後に、本稿は「英文法」の勉強法についてのものですが、「英作文」についてもふれておきましょう。英作文は英文法の学習の延長線上にあるものと位置づけられます。英文法の学習で身につけた考え方や知識を駆使して、自分の力で1から英文を組み立てていくのが英作文です。なお、ここではいわゆる「和文英訳」タイプの英作文(日本語が与えられ、それを英訳させる問題)について述べております。「自由英作文」(テーマや課題文が与えられ、それについての意見などを英語で書かせる問題)はまた別の勉強が必要になりますが、それについては機会があればアドバイスしたいと思います。

さて、和文英訳タイプの英作文は、①語彙力(問題の日本語を英語で表現するのに必要な単語・熟語の知識)②文法力(文法的に正しい英文を書く力、間違いに自分で気づく力)③日本語読解力(問題の日本語を正しく理解する力、必要に応じて英訳しやすい日本語に変換する力)の3つが要求されます。①については、単語・熟語を覚える際に、〈英語→日本語〉だけでなく〈日本語→英語〉の変換もできるようにインプットしておくことが必要です。②については、特に英作文を意識しないで、空所補充・語句整序・正誤問題を数多く解いていてもある程度は身につきますが、やはりそれだけでは心もとないですね。N予備校の問題集アプリで解き終えた問題の「解説」の日本語を見て英語に直すような練習をすれば、もう完璧です。または、市販の例文集(英文と日本語訳が左右見開きになっているもの)を用いて、学習済みの単元に関する英文を暗記していくのも非常に効果的です。③はもともとの国語力の問題もあるので難しいですが、過去問や英作文の問題集を解きながら、練習を通じて身につけていくことになるでしょう。また、最近の英作文の参考書は、問題の日本語を英訳しやすい日本語に変換する作業(「和文和訳」などと言われたりします)に重点をおいた解説をしているものが多いので、そういった参考書を使って発想法のトレーニングをするのも効果的です。

なお、英作文と言えば「添削」が効果的、と言われますが、正直に言うと私はそうは思っていません。ハッキリ言って、受験生の書く答案の中で「添削に値する答案」は1割程度です。正解にほど遠い英文らしきもの(上記①〜③のいずれも不十分な答案)をむりやり添削してかろうじて通じる英文に変えたところで、そこから学び取れるものは何もないのです。それよりは、模範答案の英文を覚えてしまった方がよほど効果的です。自分の書く答案が、参考書や過去問の模範答案に限りなく近いけれど、微妙な点で違っている、という段階になってはじめて「添削」をしてもらう意味があると言えるでしょう。

N予備校で学んだ知識を、過去問練習を通じて実戦力に発展させよう!

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