生講義一度にこだわる

例えば、学校の先生が「今後、授業では一切板書はしません。」と言ったとします。あなたはどうするでしょうか。一回で話を完全に理解しなければならないと判断し、話を理解することに集中するでしょう。ノートには重要なことや忘れそうなことをメモする程度にとどめると思います。先生の話が一度しかきけないからこそ、途中で話が理解出来ない事があったら、即座にその場で質問をしようと思うはずです。それこそが効率の良い勉強です。

一方、板書がある授業では、丁寧にノートに写すことに集中し、話の内容が全く頭に入ってこないことを経験した事があるでしょう。授業についていけなくなった時点で、ノートを取るために、ただ手を動かしている無駄な時間の始まりです。その場合は「授業内容がわからなくなった。でも、後でノートを見返せばいいや。ひとまずノートを取っておこう」と考えるようになるでしょう。この勉強は最も非効率です。結局もう一度家に帰ってから復習をしなければならないからです。こんな効率の悪いことがあるでしょうか。家に帰ってもう一度復習をする事で、夜寝るのが遅くなり、次の日眠気まなこで授業を受け、またノートを写すだけの作業の繰り返し...。これもすべて、「ノートをとっておけば後で見返せる」という気の緩みによるものです。その気の緩みが毎日の勉強の効率を悪くして行きます。気をつけましょう。

もっとも、アーカイブを見返せる事がN予備校の強みであることは間違いありません。しかしながら、それはどの映像授業でも同じです。N予備校の最大の強みは「生講義」であることです。話の流れが分からなければ、その場でコメントができます。そして、ノートはスクリーンショットで済むので、話の流れに集中できます。こんな最高の環境が今まであったでしょうか。これこそが本当の学びではないでしょうか。教育×ITが本当の意味で形になったのです。

受験生は物理に時間をかけている場合ではありません。国語、数学、英語等のメイン科目は圧倒的に仕上げるまでに時間がかかります。物理を何度も見直している時間は無いでしょう。だからこそ、一回の生授業を大切にしてほしいと思います。それでも分からない事はアーカイブを見返すのではなく、Q＆Aで質問をして、議論を深めて欲しいです。アーカイブを見返すことは、既に聞いた事が流れているだけで、あなたにとっての前進はないです。Q＆Aの機能を使い、受講者同志で議論することであなたの前進を生みます。これはやった者にしかわからないと思います。是非とも効率のいい勉強をしてください。