ネットを活用した最強の勉強法 物理の勉強法 講師 内藤 法胤

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物理の特徴

物理という科目の特徴として、高校生にとっては、この科目を通して初めて経験する事があります。それは、数式と現象を同時に扱う事です。今まで他の科目にはなかった事でしょう。それ故、この特徴をしっかりと理解していないまま受験勉強に突入すると、現象を考えずに公式だけ勉強してしまうということが起こります。逆に、イメージだけで、数式を見ない勉強だけをしてしまう人もいます。物理は現象と数式のバランスを良く勉強しなければ伸びないという特徴を持っています。このバランスを重視しながら、更に思考力を試される科目なのです。特に、高校物理の教科書は数式表現を最小限に抑えて、数式に偏らず物理的な思考力を養成するために構成されています。そして入試問題はこの高校の物理の教科書を逸脱することなく作成されます。

また、そもそも物理はより多くの現象を、最小限の原理・法則・定義だけで説明するために構築されています。従って無駄に数式を暗記するのではなく、汎用性を意識して思考しながら勉強することが大切です。すなわち

「公式や問題のパターンという知識をいくら増やしたところで、思考ができなければ得点には繋がらない科目」

と言えます。従って、公式の導出を理解するなどということは最低限で、更にその上でその式がなぜ必要であったのか、問題ではその式をいつ使えるのかを考えなければ無意味な科目であるということです。

最後に、高校の教科書は物理学を体系的に捉える様に構成されている物ではないと私は考えています。教科書は高校生が読むことに配慮され、式に親しみやすく使い方を理解しやすいように、物理が構築されていく過程を意識した順番になっています。私も、高校の物理を勉強する上では、教科書通りの順番で進む方が、他の方法よりも時間がかからず物理に親しむ事ができると思います。

以上のことを理解しておけば、「最低な勉強法」に陥らずに済みます。それと同時に、私が以下の「最高の勉強法」をなぜ皆さんにおすすめするのかも同時に納得してもらえると思います。

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