最強の勉強法

生物の勉強法

「参考書にチェックペン+赤シートを使って語句を暗記するぞ!!」
「問題集を3周解いて、1冊を完璧にするぞ!!」
といった誤った生物の勉強をしようとしていませんか?
難関大に合格した学生へのアンケートも使い、正しい生物の勉強を提示したいと思います。

02
受験生物に必要なもの

02-A教科書

疎かにしがちですが、共通テストも二次試験も基本的には教科書に準じて出題されます(私たちが模試を作成したり、大学入試の解答例を作成する際もベースにするのは教科書です)。よく「参考書と比べて説明が分かりにくい」なんて声を聞きますが、教科書は限られたページの中で全範囲を記載しなければならないが故です。

しかし、“端的に説明される教科書をスラスラ読める”ということは“その分野が理解できている”ということになります。つまり教科書は“理解度チェッカー”の役割を果たしてくれます。

また、「この知識は覚えなければいけないのか?」という判断基準は教科書に載っているかどうかです。教科書に載っている内容は覚えなければいけませんし、載っていない内容は覚える必要がありません。

02-B図録・図説・資料集

“百聞は一見に如かず”です。視覚的に捉えると、記憶の定着率もよいものです。また、資料集には発展内容も載っています。日頃からこのような分野に興味を持つことも大切です。

02-C問題集・参考書

問題集は「知識を身に付けるためのもの」ではありません。「知識の定着を確認するツール」です。ですから、同じ問題集を何回も解くことに意味はほとんどありません。少なからず君が目指す大学は、そのような付焼刃な勉強では到底対応できません。

ここで教科書傍用問題集(セミナー、リードα、ニューグローバル、センサーなど)がなぜ「例題 → 基本問題 → 発展問題」の順に構成されているかを考えます。

初学の分野をいきなり勉強しても、何を覚えていいのかがわからないはずです。ここで「この分野では何を覚えなければいけないのか?」を提示してくれるのが例題です。まずは単元ごとにまとめてざっと解いてみましょう。そして、わからなかったことを教科書や資料集を使って自分なりに整理します。ここで、「どのように整理していいのかわからない」というときに参考にするのが参考書です。だからこそ、自分でいいなと思った参考書を使ってもらいたい。生物に“この参考書が圧倒的に優れている”というものがあれば、本屋にあんなにもたくさんの参考書が並んでいないはずです。

知識を整理でき、その内容が理解できたのであれば、基本問題そして発展問題にチャレンジです。“問題がスラスラ解けた=しっかりと理解できている”、“問題が解けなかった=まだ完全に理解できていない”ということです。解けなかった問題をどのように扱うかが重要です。“自分なりに整理した内容が解けなかった”のであれば、その知識を覚え直せばOKです。それに対して、“自分が整理していない内容が問題集で問われていた”のであれば、その内容を加筆するのです。

02-Dノート(またはルーズリーフ)

“知識の整理”も“問題演習”も必ずノートにします。本屋の参考書コーナーに行くと、必ず併設して“ノートの取り方”の本が置いてあります。一通り目を通しましたが、本に載っているノートは確かにきれいにまとめてあります。でも、それ以上の情報はありません。つまりこの類の本で言いたいことは、自分なりに情報整理がしっかりとしているから覚えやすかった・忘れたときに見直しやすかったということなのでしょう。これって本来のノートの使い方なのではないでしょうか?

自分がわからなかったことを明らかにするために作ったノートなのに、“どこにまとめたのかがわからない”や“何がテーマの問題を解いたのかがわからない”ものが本当に多いです。しっかりとノートを作るいい機会かもしれません。

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